「Q10」 #01 感想。

  • 2010.10.19 Tuesday
  • 00:06
こういう1時間の連続ドラマの感想は中々書きにくい印象があるので見ててもあんまりブログに書くようなマネはしてなかったけど、今回待ちわびていた河野Pと木皿脚本のタッグという事でちょっと書いてみようかと。
といっても、木皿作品は「野ブタ。をプロデュース」と「セクシーボイスアンドロボ」ぐらいしかまともに見たことないんですがね。
因みに河野P作品は上記に加えて、「1ポンドの福音」、「マイボスマイヒーロー」。とまあやっぱりそんなに見てない。
でも冒頭で「らしさ」みたいなのはビンビン伝わってきた。こう、淡い感じの映像にモノローグが乗ってくる所。
それだけでキタァーと思ってしまった。
何かいろいろ稚拙な事を書くけど、書きとめておきたいと強く思ってしまう程の魅力を持ったドラマ。
評判が真っ二つに別れているのもわかるけど…。とにかく、僕は大好きです。

ロボット。
今回は世界に関して何も知らない、いつだれがどこで作ったのかもわからない、ロボットがヒロイン。
というわけで、もうこの時点でこの作品独自の空気が形成されたような気がする。
ラノベっぽいって言ってる方もいらっしゃって、ラノベは読んだ事ないのでイマイチ知識不足なんだけど、こんなありふれた設定をとやかく言うのもなんだかなー。と思う。
それと、誕生の経緯は語られるかどうか今の所は判断し兼ねるけど、ハッキリ言ってこのドラマはそこは別に重要じゃないと思う。
何も知らないロボットが、これから色んな事を学んで、学ぶだけじゃなくて周りをも変えていく。そこが重点である筈。
…まあ、ある程度フォローは欲しいけど。
ロボットに教えるようでいて、実は人間側が色んな事をロボットの行動を通して学んでいくっていうのは野ブタとも似てる所。
前田敦子の演技力はまだまだ。ロボット喋りはまあまあ及第点だけど、動きや表情にやっぱり違和感。
まあ、ほとんど初めての演技みたいだし、これから成長してくれれば良いな。
今まで可愛いと思ったことがなかったが、「リセットシマスカ」って口をんあーって開けるのがちょっと可愛かった。

抑圧。
今回のキーワードは「抑圧」かなー。我慢とも言えるかな。
魚の事を皆で黙ってるから自分だけが騒ぐわけにもいかないって、大人になってみたり。
この事はQ10がロボットである事を隠すというくだりと直接リンクしてるんだよね。
皆がそうしてるから。と言うと聞こえが悪いけど、これはどちらかというと善意なんだよね。
その人をなるべく傷つけないようにしたいと。
ここで絡んでくるのが「混ざっちゃえばわからない」。
Q10が制服を着たらわからなくなったように、学校という世界に溶けこんで行くように、
自分を出す事が苦しいなら、傷つけるなら隠れてしまった方が良い。隠した方が良い事がある。
それはダメな事ではない。
冒頭で「歯」というワードを出してきて、どうシメるかと思ったら「食いしばる」という言葉を持ってきて本当に「やられたああ」と口に出してしまった。
ロボットだよって言ってしまいたいけどそれを抑える。歯を食い縛る。
誰だって隠してる本音はある。
でもそれもダメな事ではない。
やっぱり、この人の作るドラマって優しい。綺麗事はあまりないけど何か優しいのよね。

同じだけど違う。
混ざっても、わかる人はわかる。「同じだけど違う」っていう言い回しは良い。
月並な言葉だけど、やっぱりそれって人の「個性」でもある。文字が象徴的なものとして表されてたけど。
平太の場合は、心臓に病を抱えてるという他との「違い」があって。
それが元になって世界が滅べなんて発想に至ったわけだけど、助けてって言ったって何でも助けられるわけじゃない。
でも、皆同じようなモノは抱えてる。抱えながらも生きていくしかない。
…そこら辺を表したのが「SOS」のくだりかなー。
「学校」っていうのは一つの「世界」で。皆何かを抑圧しながら生きてる。
でもその抑圧から解放されたい、そうも思っている。抑圧だらけの世界から助けてくれ!
というのがあのシーンじゃないのかなと思う。
結局助けてはくれない。人生にリセットボタンはないから。

「戦争を知らない子供たち」。
戦争は「SOS」の事も指しているんだろうけど、もう少しうがった見方をして思ったのが、
「戦時中」と「戦後」は同じだけど違う世界ではないかと。「時代」というより、「世界」。
「抑圧」っていう点では戦時中のが酷かったろうし。死に溢れてた世界はやっぱり正常じゃない、「不良品」な世界だったと思う。(ここら辺はそれぞれ思想があるかもだけど)
今の子供達はそれを知らずに生きている。
なんかこう書くと遠まわしに「今お前らが感じてる苦しみなんてカスみたいなもんだ」って言ってるようにも思えるけど、それは違うかな。
知らないけれど、今は今なりの苦しみがある。それは一概に比較なんて出来ない筈だし。
「混じればわからない」はどちらの世界も共通の言葉だったかな。
…ただ、このSOSのシーンは個人的にはちょっとイマイチに思った。
第一話だから青春満開なシーンで掴みとろうとして、力いれすぎちゃった感じがある。
簡単にいえば、ぶっ飛んでた。まあ、ロボットの時点で野ブタとかより大分ぶっ飛んでるなとは思ってたけど。

「愛しあってるかい」
ちょっと寒い。という意見が頻出しているけど、野ブタを見ていた身としてはそこまで抵抗はなかった。
まあ、見てない人にはアレだけど。どちらかというとリスペクトである、追悼のような意味を込められてると思う。


少し現実を感じさせつつ、こう、なんというか、演出とかもそうなんだけど優しい事が滑りこんでくる、包んでくるこの感じは流石でした。
やっぱり面白いと思います。
殴り書きになってるけどとにかくどこかに書いておきたい。
考える事を停止したらそこで終わりだからね。

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