ねごと解散に寄せて

  • 2019.07.28 Sunday
  • 18:33



これが私のアカウントで最初に「ねごと」という単語が登場したツイートです。
ここからあれよあれよと、半年くらいの間にフルアルバム一通りにカップリングも全部DL購入し。
次のアルバムが出たら絶対ツアー参加しよう、そう思っていました…。まさかそれが最後のツアーになるだなんて。
私の中では中学時代から聴き続けているYellowcard、ブンブンサテライツ、氷室京介の三組が一気に活動を終えた後、初めてその三組並にのめり込めるアーティストに出会えたと思っていたので、聴き始めてから1年ちょっとで解散の情報が舞い込んでくるのは寝耳に水も良いところで。
早朝送られてきたメルマガで知ったけど、本当にまず溜息が出てしまった。"また"かと、これから聴いていけると思っていたのに。
解散ツアーも二回参加出来たけど、すごくライブ映えするバンドなんだっていうのが初めてわかって。もっと何度も足を運びたかった。SOAKツアーに行かなかったのは一生後悔する。
音楽的にも中野さんや益子さんとの邂逅をしたETERNALBEATを経て、それらを完全に吸収したSOAKから、次のオリジナルアルバムがどんなモノになるのか、すごくすごく楽しみにしていたから、「どうして」という意味では一番もやもやする解散になった。
本人たちのコメントとして「やり切った」という言葉もあるように、バンドとしてはある程度納得のいった解散なのだろうからそれ自体を否定するつもりはないけど、やっぱり、もっと早く出会いたかったな、という思いは強く。
解散ツアー初日、「5周年のお口ポカーンフェスに参加した人手を上げてー」で沢山の手が上がっていて、それに対してえらい嫉妬してしまった()くらいには。(だって後からその辺の情報見てるとすっげえ楽しそうだったんだもん…)
いや、女々しい、マジで一回バンホーテンさんにビンタされた方が良いかもしれない、でも、真夜中のアンセムと水中都市のドラムはマジで殴られるレベルの威力だった、マジで。




最初こそ中野さんの初めてのプロデュース楽曲(アシンメトリ)だから聴いてみたい。というブンブンサテライツの影を追う形で聴き始めて。やっぱり、中野さんの作る曲は素敵だな、という印象でした。でもふと、そこからこのバンド自体を聴いてみたいと思い、丁度新譜が発売間近ということで、買って聴いてみようという事で聴いてみたんですね。
でもこれがまさにスルメなアルバムで、聴き込んでいく内に好きになっていって。それが↑のツイートなんですけども。
上記の通り中野さんを入り口にしてるわけで、最悪中野Pの楽曲だけ聴ければいいかぐらいの、まあ舐めた気持ちで聴き始めたんですけども、一番気に入った曲はまさかの「WORLDEND」。完成された世界観とリズム感がツボに入ってしまって、ココの事実が、「もしかして俺ねごと自体好きなんじゃないか?」という気づきになりました。
そこから「ETERNALBEAT」も購入し、もっとバンドサウンド全面な時期も聴いてみたいなということであまり間を置かずに「5」「VISION」を購入。こんなに一気に買い込んで、でもどっかで あ、このアルバムそうでもないな、と思ってそこで止まるのではないかと思ってたのだけど、ここまで聴いて毎作必ず一発でツボるキラーチューン(自分の中では「greatwall」とか「endless」とか)があり、それを取っ掛かりに何度も聴いていく内にあらゆる楽曲の魅力に引き込まれていった。

やっぱり私が好きなのは皆常に変化を遂げていく、その中で洗練された楽曲を生み出していく、そんなアーティストになっていくわけなんですけども、ねごともその法則通りでありまして。
キャッチーだけど意外とヘヴィだったり捻くれてるかと思ったら素直なロックバラードもあったりする良いバンドサウンドから始まり、シンセとロックを融合した真の意味でのポップサウンド、そしてエレクトロニカ。
本格的にデジタル、エレクトロニカの方向に進み始めたのは「ETERNALBEAT」で間違いないとは思うけど、初期からシンセ使いや転調したと思ったらそこからまた二転三転したりする独特の構成等は既にその要素を含んでいたと思うし、それらはバンドの作る音の核であり、やはり変わらず貫かれていたと一通り聴いてから思った。
ジャンルというか、曲ごとにやりたい事が違ってて一つのアルバムでもたくさんやりたい事をやっているように感じて、演る方としてもリスナーとしても音楽が好きな4人なんだろうなあと聴く度に思えて、それがまた聴いてて素直に楽しい理由の一つだったと思う。

ラストツアーは初日と最終日の東京公演二回の参加となりましたが…マジで二回行っといてよかった。なんなら遠征キメても絶対後悔なかったな、ていうぐらいには心底満足度が高いライブだった。
流石に10年選手だけあるのか、元々のものなのか、再現度は思ったより高い、というよりCDで聴くより曲のポテンシャルがメチャクチャに引き出されているように感じた。
当たり前といえばそうなんだけど、ライブ行ってから好きになった曲もたくさんあって。映像化されているライブは一通り観てはいたけど、なんでかここまでとは思ってなかった。
割に細身な印象だからなよっちいと思ってしまいそうになるけど実際は演奏がゴリゴリだしダンサブルな曲もバリバリにやり切ってブチ上げて来るし。
ベースラインも目立って渋いし上手で、めっちゃ飛び跳ねてくるくる回っててめっちゃ可愛いしかっこいいし(泣き虫な所見てみたかったず…)、
ドラムがパワフルかつテクニカルで、空バンホーテン投げてくるという所業が人となりをすべて表していたし、
ギターは器用にいろんな音かき鳴らすし背が高くてカッコイイし、ねごとーくとかだと割とべらべら喋ってるのにココでマイク渡されると蚊の鳴くような声で喋り始めるし、
ボーカル&キーボードは想定の120%の声量と音量でしっかりしっとり聴かせてくるし、めっちゃ頭ブンブンしてキーボードから解放されるとこっちもくるくる回って200%の声量になるし。
ここまでのライブバンドだなんて、知ってたけど知らなかった。
個人的ハイライト語り
「sharp#」
こういう真っ直ぐな疾走感溢れるヤツ本当に大好きで、イントロで一瞬にしてブチ上がるしわかりやすいコールアンドレスポンスもあるし。モッシュをするような層ではないしやりたくないしやってほしくないけど起こっても全然良い曲だと思いますマジで。
「真夜中のアンセム」
イントロから不穏になり続けるベースが超絶カッコイイと思ったら怪しげで綺麗なシンセが乗ってきて雰囲気あってそこに更に腹に響くドラムを叩きつけられバックでクールに鳴り続けるギターが突然間奏でギュイ〜〜ン言い出すしなんだこの曲?!ってなった(知ってた)
「水中都市」
特にライブで聴きたかった曲の一つ。中野さんのプロデュースを受ける事で元々持ち合わせている世界観の構成が一つの頂点に達した曲だと思うし、ライブでの再現度が恐ろしく高くて心底驚いた。これまた腹を打ち抜かれるドラムからのシューゲ地味たギターで酔い痴れる後半の畳み掛けが最高。最高。
「アシンメトリ」
二回ともアンコール前の最後の曲という立ち位置で、とても大事にしてるんだな〜〜〜と勝手に思ってしまいました。
割に賛否分かれる印象があるんじゃないかと思ってるけど、会場はブチ上がってて皆手を上げて縦に横に揺れ倒してたので杞憂でした。すげえかっこいいです。ハイ。
「憧憬」
こういう真っ直ぐな疾走感溢れるヤツ本当に大好きで、イントロで一瞬にしてブチ上がるs ア〜アア〜アア〜↑の幸子の声量よ。本当にクールに歌い上げてますよねこの曲はね。
「nameless」
こういうシンセ攻めで溜めてからサビで解き放つ感じのヤツもやっぱり好きで。ライブで好きになった曲の筆頭。

まあ他にも「シンクロマニカ」の間奏ゴリゴリやな!とか「サタデーナイト」も圧倒的だったなとか「シリウス」のリフがゴリゴリやな!とか「ふわりのこと」泣けるとか「メルシールー」ゴリゴリやな!とかあるんだけど。
勿論喪失感もあって、駅まで死んだ顔で歩いてたと思うんだけど、一方でなんでか多幸感も溢れてくる感じがあって、それはやっぱりパフォーマンス自体が凄かった、そこに参加できて良かった、という事なんだと思う。

ちょっと心残りなのは、中野さんが「もっと大きい会場で鳴らすのをイメージしていい」みたいな事を言ってくれてたのに、結局もっともっと大きい箱でそれらを鳴らす事は無かったということ。アリーナとか武道館とか、もっと違うねごとの世界が見られただろうし、それに耐えうるモノをこのバンドは生み出していたと思うので、そこは夢想してしまう部分。
贅沢かもしれんけどテレビに出てる姿とかも見てみたかったかなぁ。まあ要はもっともっと売れてほしかったのかな。解散理由としてセールスの低さに起因する事柄があるんじゃないかと勝手に推測してるってのもあるんだけど。
冒頭に書いたとおりね、なんでっていう思いもどうしても拭いきれない部分もあるので、理由付けしたがるのよ。
ただまあ理由は理由でも、1ファンとしての後悔という念で、もっとスゴい景色を我々が観るだけでなく、彼女たちに見せてあげたかった、というか。
楽曲自体は間違いなく好きだよ。その上での話。

「見つけてくれてありがとう」という言葉があったけど、こちらとしては「出会わせてくれてありがとう」と。確かに一年ちょっとしか追えなかったんだけど、バンドが続いてなければそもそも出会わなかったかもしれないわけで。出会ったとしてもここまでのモチベーションを持って聴いてたかといえば正直わからない部分もあるだろうし。なによりライブに参加出来たのは本当に大きい。焼き付ける事が出来て本当に良かった。
これからもずっと聴き続けるんだろうな。これから出会うものもあるだろうけど、聴いてる歌手として真っ先に浮かぶ名前としてはずっと、優先順位が高いと思う。ずっと最初に上がるかもしれない。

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  • 2020.06.11 Thursday
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