SILENT HILL REVELATION 3D

  • 2013.07.15 Monday
  • 13:43
ちょっとこれは纏めてアウトプットしておきたいと思ったので。
ボロクソにしてる上、「原作」「前作」という言葉が飛び交うので注意。




前作の公開から6年、一度の延期を経ての公開となった映画サイレントヒル第2弾。
監督の交代だとか、前作の締めはきっちりとしていてあそこから直接繋げるとなると、違和感だらけになるだろうなぁとか、3Dとか、いくつか不安に思う点は元々あって。
そんでもって海外レビューでも中々酷い点数ばかりで、それでも予告編は割りと悪くはなさそうだけどなぁと、不安のが大きいけど期待もしてるという微妙な状態で見に行きました。
結論としては、やはり前作は奇跡のような出来だったのだなぁ、という認識を強くすることとなりました。
ちなみに2D字幕で観ました。

前作の何が素晴らしかったのか、真っ先に述べるべき事は、原作の要点(サイレントヒルで言う所の独特の雰囲気、恐怖感、クリーチャーなどに持たされる意味、等。)を再現しつつも、ただ原作の再現に徹するのではなく映画として、時間的な事とか、表現の仕方だとか、「プレイするゲーム」ではなく「鑑賞する映画」として構築していくという、そこら辺のバランスがほぼ完璧であったという点。
その上で、おそらくホラー映画単品としてもビックリ演出はほぼ皆無でジワジワ来る恐ろしさがしっかり表現出来ていて、しかもホロリと物悲しさ、切なさという余韻を残す中々に良い映画だった。(そんなにたくさんホラー映画見てるわけでもないですが)
つまり正しく「映画サイレントヒル」だったんです。

それが今作では、ビックリに次ぐビックリの安い恐怖演出、原作の要素は大まかな流れとキャラクターの姿形だけ、
無理のある展開、安い恋愛要素と、愛すべきB級ホラー映画だったなと私は思いました。
B級ホラーはB級ホラーで好きだけど(アナコンダとか)、僕はB級ホラー観に行ったのではなく「サイレントヒル」を観に行ったので肩透かしをくらいました。
控えめに言って典型的な劣化した続編。かなぁ。

とまあさっきからずーっと「原作」「前作」って言葉を濫用してて原作厨ここに極まるとも言えるんですが、「原作」「前作」という言葉を取っ払って単品としてみると、少なくとも僕の中では本当にただの安い映画で特筆すべき点がないので、仕方ないと思って下さい。
クリーチャーの造形は悪くはないけど、オリジナルクリーチャーは前作程のセンスは感じないかなぁ。
裏世界や霧の表現も特に印象に残ってないけど、この辺は3Dで見てこそなのかもしれないのでなんとも言えない。
ただ、最後にちょっとだけ良いなあと思った所があるんだけど、それは後程で。


以降は具体的な内容に触れるので、続きを読むより。
といっても大した内容じゃない雑記になってます。

配役。
別にダグラスを殺すなっていうんじゃない。ただ、なんとなく名前を冠したキャラクターをなんとなく出してなんとなく殺すことに一体何の意義があるのだろうか、と。ファンサービスだとしたら無駄な期待を煽るだけなのでやらなくて良いし原作知らない人には特に意味ないからアレだけど。
それに代わってヘザーに同行する役割を与えられたのがヴィンセント。
「見えるものは人によって違う」という事をヘザーに伝えるという原作と同じ役割を踏まえながら独自の路線を進んでったのは良かったんだけど、キスはしなくて良い。そういう急ごしらえな事をやられると一気に印象が安くなる。
ただ、原作ではシリーズでも珍しい少女が主人公だという点を利用した部分でもあるから、煮詰め方次第では好印象になったというか、もっと面白くなりそうだったからちょっと残念。
よくよく考えてみるとおっさんに比べるとアクティブに動けそうな少女が主人公なのに本編でやることはただただ家に帰ってその後はおっさんの手を借りて復讐に向かうというかなり内向的なストーリー展開だったから同級生が同行するってのは面白かったかも。
あえて悪い言い方すると有りがちなホラー映画な雰囲気になっちゃった要因でも有るけど。
クローディアは、あれはクローディアが心で願う姿(=宣教師)に変貌してしまったという解釈すれば良いのか、ミショナリーという怪人がクローディアという人間に化けてたという解釈をすれば良いのかよくわからない。
言い方変えると僕がその程度の理解しか出来てないだけなんだけど。

印象に残ったクリーチャー。
マネキンをここまで昇華したのは面白かったけど、パニックものの王道みたいなデザインなのは良くない印象かなぁ。
これはこれでアリだとは思うけど、画がスピーディな点もやっぱりただのパニックもの。
ナースは良い緊張感だった。でもヴィンセント連れてきたマスクのお二人さんがマヌケすぎてそっちのが印象に残ってる。

アレッサとの邂逅。
アレッサという自分の分裂、言ってみればお互いの嬉しさや苦しさといった感情を共有できる存在との融合なのに、映像ではおぞましい物との融合という部分しか表現されてなくてそれが凄く引っかかった。

三角頭マン。
中盤で「自分の守る象徴」として説明されるという伏線もちゃんと張ってるし、流れとしては自然なので悪くはないと思うんですが、それでも、
ヘザーがピンチ→三角頭を抑えてた鎖が弾ける のシーンで「まさか…」と思い始め、
ミショナリーに三角頭が襲いかかる!というシーンで大爆笑しました。(といっても声は出してませんので)
劇中で意味をしっかり持たせてるとはいえ神格化しすぎだろうとか、ミショナリーと格闘する三角頭がすごくカッコイイとか、そういう諸々の感情が織り交ざって笑いに変わってました。
もうそれまでの不満が吹き飛ぶぐらいの展開でした。あー笑った。

ラストシーン。
真面目にちょっと感慨深かったのがヘザーがしっかりと父に別れの言葉を言えたこと。
ええ、そうなんです。また原作では〜というお話なんです。でもここは本当にじんわりきた。
ところで、ファンサービスでトラヴィスが登場した後、更にホラー映画に有りがちなシメ方として街がまだ存在し続けそこに向かってしまう人間として「ダウンプア」の冒頭をそのまま利用してたり、複数作品のサービスをラスト数分に投入していたのですが、
「妻を探すためにサイレントヒルへ」消えてゆくクリスというのも、もしかして。
まあ、それをやるには前提が違いすぎるから実際にやってほしくはないけど、もしそういう意図が含まれているなら面白いなと思った。流れとしては動機が弱すぎたけど。

エンディング。
選曲が意外や意外なものだったので面白かった。
で、スタッフロールではてっきりガクトの曲が使われるものだと思ってたので、実際には使われないどころか、
いわば新しいサイレントヒルのボーカル曲だったのでこれには興奮しました。サントラの発売に期待しています。

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