「Q10」 #08 感想。

  • 2010.12.19 Sunday
  • 23:11
過去形。
私の記憶が正しければ、なんだけど、平太のモノローグが初めて過去形で読まれてた。
過去形になるという事は後から考えている、つまりは後になって悔やんでいる出来事。
悔みによって終わる第8話と、絶望の今から急転して終息までの最終回・第9話。
そんな形で分けられるからには、第8話は「後悔」のお話だったのだろうなと思う。
いわば、これも一つの物語の終わりだったのかもしれないな。と。
後悔っていうのは、その時にならないとわからないんだよなぁ。

現実。
カメラに映った河合の姿に見惚れて、他になにも手に付かなくなった影山の姿は正に依存。と言ったところか。
過去が希望をくれる。という台詞があるが、これは幾ら何でものめり込みすぎなんだろう。
ただ、河合の現実見なよ。という言葉はなかなかにキツい。けれどそれが本当の現実、「今」なのだ。
教室で皆は勉強に勤しんでいる。どことなく緊張感もある雰囲気。それが、今。
影山の心の叫びも虚しく、思い出の詰まったカメラを置いて、テキストを開く。
わからないままだけど、今できる事っていうのはそれしかないのかもしれない。
ただ、でも、カメラに映った出来事は確かに少し前にあった出来事なんだよなぁ。
楽しい事もあるけれど、そればっかりじゃあないんだなぁ。これも自分との戦いか。
別れた後に撮ったその映像の二人はやっぱりとても楽しそうで。この関係、終わったようで終わってない気がする。

知らない所で。
今回は中尾も何だか可哀想だったなぁと思った。
ルナちゃんの打ち切りに、Q10がいなくなったという二つの事後報告。
ルナちゃんは熱心に愛読してたし、Q10に関しても数少ない秘密を知っている人間で、月子についてもある程度知ってて、平太にも協力的だったのに、今回どれもこれも彼が知らない所で巻き起こった。
その場に立ち会っていたら何か出来たかと言われれば微妙だけど、凄くキツい事後報告だよなぁ。
どちらも凄く歯切れの悪い出来事だし。ルナちゃんの打ち切り方が酷すぎて笑った。
好きなモノが消えた。それは中尾にとっても同じでこの世の終わり。に近いものを感じたかもしれない。
中尾にとっても、何をする事もできなかった。知っていれば、何か出来たかもしれないのに。
何もやらずに終わるのが一番嫌な終わり。

死ぬかもしれない。
久保の容態急変。普段のクレバーな感じからは想像出来ないあの素振り。
苦しそうにイライラをぶちまけるように。シーンとしてはちょっと唐突だったけれど。
対して山本はロックの道に光が差し込み始めていて。嬉しそうな小川先生が良い。
ただ小川先生は風邪に大げさに悶える母に対して心配する素振りは見せずw 見慣れているのかな。
久保の突然の出来事に山本は驚きを隠せず。物が散乱した部屋は、今まで見たことのない久保を克明に表していて。
喜びの報告をするつもりで来たのに。一番話したい人。一緒に喜びたい人が居ない。
この二人のギャップは、河合と影山の関係ともちょっとダブって見えた。
久保の病弱という現実。

親父。
藤丘に金をせびる親父。と、役者が実の父子で吹き出した。何だこのキャスティングw
学校を捨てて就職した事に対してのコメントも描かれず、いきなり現れて金をせびる親父はダメな人にしか見えなかった。
弟の為に、家族の為に働き出したのだけど、現実は思ったよりも暗くて。
それでも、親父は親父なんだよなぁ。「金」も現実だが、家族である事も現実で。
職場はよさそうな雰囲気なのが救いか。

猫かぶり。
家に帰ってきたら月子が家に…! というシーン、野ブタ。と全く同じだったなぁ。
まあ、だからどうという事でもないんだけど。素直に怖かったし。思わず「ぎゃあああああ」と言ってしまった。
…でも、あの優しい深井家と触れ合った唯一のシーンだったりする。そう考えるとちょっとほんわかするようなしないような…。
今思えば、確かに月子は脅迫めいた事しかしてなかったんだなぁ。

未来の世界の人型ロボット。
Q10の真実。こういう展開は、ロボットもの(?)としては王道的な気がする。
ただ、その王道な設定の中で描くものが違うんだなぁ。
Q10の視線は、未来の平太の奥さんの視線。勿論、第1話から見直したくなった。これまでの「視線」が強調されるシーンの印象がかなり変わってくる。
ロボットを通して見た、青春謳歌の姿。愛する人の、自分がまだ見たことなかった所。
「平太、また会おうね」という台詞は、Q10が居なくなった後に、自分(平太の未来の嫁)に会うことを暗に示していて。それが最後の言葉だったというのが悲しいような、優しいような。
学校や鉄塔の風景を映しながら繰り返される言葉。
予定通りに届かなかったQ10ではあるが、この物語を見るにそれは結果オーライだったように思える。
余計な感情を芽生えさせずにただ平太を見つめさせる為に引き篭もりの影の薄い人間にする予定だったというが、予定通りだったらここまで平太に接近出来ていないだろうし。
Q10自身にとっても、色んな経験を出来た。記録が残った。
この手違いこそ、生まれてきた奇跡であったのだろうな。

時空。
時空を飛ぶ事は負担がかかる。月子もその負担を持って、ここに仕事をしに来たのかな。
とにかく考える事。それが後悔しない唯一の方法。過去に溺れたり、未来に絶望したり。そうではなくて、今考えるしかない。それでも、目の前で起きた事は余りに衝撃的だった。
考える力を無くした平太に出来る事は一つで。
考える力を無くすのが最も怖い事。それは、よくわかる。
無音で崩れ落ちるそのシーンは喪失感に溢れていて、良いシーンだった。

映してきた物。
人がいなくなっても残る物がある。その人が使っていたもの。写真。その人が欲しがっていたもの。風景を見ればその人がいた風景を思い出す。世界に宿る。
影山が残したカメラと同じように、Q10の残した映像。「深井平太」の軌跡。それはQ10と、未来の奥さんの視線でもあって。
喪失感に後悔に、色んな感情が混ざった平太の表情が良かった。

未来へ。
柳先生の言葉が届いて奮起する決意をした中尾。武装に笑った。
Q10にそっくりの女性を見た平太。未来へ繋がる出会い。
この「喪失」「後悔」で終わるこの感じ。先述したようにこれこそが今回の物語の重要な所だったのかもしれない。
「希望」とは少し違う世界に宿してしまったもの。拭うためには、今を生きるしか無い。

「Q10」 #05 感想。

  • 2010.11.20 Saturday
  • 23:57
わたしはだあれ?
今更ながら「女子高生」という自覚がQ10にはなかったんだなぁ。ロボットだからこその素朴な疑問。
立場にも幾つかあって、人に言えないものと、人に言えるものが。
女子高生のふりをしているのはある意味ロボットらしさを隠さなければならない事。だとしたら、「隠して」女子高生を演じる事が、ロボットというQ10の立場であり、Q10としての表現になるのだなあ。
「ロボットナリー!」という叫びが面白い。「ナリ」に反応してしまった。
「かな?」というぶりっ子な仕草は可愛い。ぶりっ子は、女子高生という立場としての表現。
ところで、平太は意外にモテるんだなぁ。まあ、ちょっと前まで彼女いたぐらいだしな…。
録画したものを一時停止してラブレターを読んでみたが…あれ日本語か…? グロンギ語か何かじゃないの?
まあ、それも女子高生の表現。か。
「それは何の意味があるの、かな?」が辛辣な言葉に聞こえてなんか笑いのツボ。
「今ある偶然全て手放したくない」という表現と、モノローグが凄く心にしみた。
「どこからから聴こえてくる吹奏楽の音」というフレーズがやけに心に入り込んできた。学校でよく聞こえる、素朴な「音」。
人の出会いも、「たまたま」なんだよね。

立場。
中尾にQ10を渡すかどうか、自分はどんな立場をとれば良いのか、と揺れる平太。
本当に「物」であるかのようにQ10にベタベタ触る中尾がちょっとイラッとした。
対して、ポーカーフェイスなQ10。ポーカーフェイス出来てない平太。
Q10はもしかしたら嫌だと思ってたりしたのかなぁ。リセットは平太じゃないとダメ。というのは仕様かそれとも…。
いずれにしろ、読めないから「ポーカーフェイス」なんだなぁ。というか、表情が無い。のか。
表情がないっていうのはつまり心の直接な表現が出来ないわけなんだな。これは後々出てくる「シール」に通ずる事。
平太は本心はハッキリしてるんだけど、それを言うのを躊躇う。それは恥ずかしいからかな。でも、あそこで食い下がるのはかっこわるい。っていうのはよくわかる。
欲しいけれど、それに固執してる自分を周りはどう思うだろうか?とそんな事を考えてしまう。
まあ、本当に心の底から欲しかったら、そんなこと気にしないというか、気にできなくなるんだけどね。
そんな葛藤を経て平太はその結論にたどり着く。他でもない、Q10が欲しい。それが自分の立場だから。
先生も反対してたわけでもなくて、自分の立場としての意見を言ってただけなんだよなぁ。
一時のテンションに身を任せた行動を少しだけ後悔する平太だが、Q10自身に慰められるというか、正しかったんだと、確信をさせられる。
これが、平太の「音」。平太という人。

大事だからこそ。
またもやすれ違いな河合と影山。
河合は自分に自信が持てないのだなぁ。それを健気に慰める影山、と、このやり取りはどうにもニヤニヤとしてしまう。
平太が自分の主張と通した、のに対してこちらは相手の為に自分の主張を曲げるかどうかの葛藤。
ただ河合の場合は主張といえるような感じじゃあないんだよなぁ。弱々しく、袖をギュッと握ってくる。
「付き合う前に戻りたい」という感覚はわかるような気がする。
好きになったからこそ、離れたくないとか、そういう感情が生まれて、好きな人と一緒にいれる嬉しさと共に、苦しさが出てくる。
ただそれでも、欲しくなるのが、恋というやつなのかね。 うわキモい俺。
それまでの日常が変わる、まさに世界がひっくり返る。
結果は明示されなかったけれど、影山の決断や如何に。
影山がカナダに行くという決断もまた、「壊す力」という側面を持っている気がした。
でも河合のワガママも、影山の未来を変えてしまうものなんだなぁ。

陰口。
匿名掲示板での煽り。身につまされる…。
自分を主張しつつ、周りの視線を気にしない。そんな勇気づけを込めた赤髪とロック。
でもこうやって、実態のない視線に晒されるとやっぱり怖いというか、嫌で。まあ、当たり前だけど。
面と向かって言ってくるならリアクションもとれるんだけど、相手は卑怯にも、顔も名前も声も何もわからない。
言葉だけを投げてコソコソとして、「自分」をいっさい出さない。だから、これが「自分」だと主張する「相手」が居ない。
表情もへったくれもない。そんな相手に憤りを感じる山本をなだめてくれるのが、久保。
この件解決してないじゃん。と言っている人がいたけれど、「その内飽きるよ」という久保の言葉で大体解決してると思う。
勿論今すぐ消えるわけではないけれど、自分を出さない相手の言葉など、地につくわけがないし、久保のような人も居るのだから。平太やQ10だってこんなの信じるわけがないだろう。
それはやはり、月子が中尾に放った言葉もリンクしてくる。微弱な力だろうよ。
というか、本当に久保は達観してるなぁ。やっぱり病気を持っているからこそ、強くなれるのだろうか。

シール。
一緒に落ち込む事で慰めになる、とシールを貼って表情を作るQ10。
表情とは表面に何かを貼り付ける事、という表現が素敵。
表情を出したい、というのは自分を出したい、という事であって。それを見て、見事に笑顔になる平太が良い。
対して、柳先生は藤丘の「貧乏」さえも「シール」のようなものだと言う。
剥がそうとすれば剥がせる。先生はそれを知っている。という台詞が何だか意味深。
貧乏だなんて、ただのレッテルだ。それでも良いのだと。
ただ、どんだけ暇なんだこの二人。

欲しがる事。
何も欲しくなかった。のは、自暴自棄になっていたから。明日に生きる気力がなかったから。
でも平太は、欲しがるようになった。トマトを食べたいと。
欲しがるのは、生きたいと思っている証。何かを欲しいと思うから人は生きるんだ。
この点、仮面ライダーオーズと少し似た事を書いているなぁと思った。
「人の欲って、中々無くならないですよ。」
「欲」と一口に言っても、金欲しいとか、誰かの為とか、あの人と一緒になりたいとか、もっと生きたいとか、色んな形があるのだから。
「いつものスーパーが活き活きしていた」という親父の台詞が優しくて、凄く良いシーンだった。

壊す力。
今回目立ったのは中尾の暴走。「本気だぞー!!」とか部屋で悔しがる演技とか、流石の演技力。正に適役。
力を持ってしまった人間は力を使いたがる。けれど、その力を使って良いのかどうか、それは自分自身が決める。
その力によって何がどうなるか。それをわからなければ使っちゃあいけないんだろうな。
Q10が欲しい。その一心で、日常までも壊してしまうのかという葛藤。
力を使うには覚悟がいる。何もかも変えてしまう、覚悟。
これは愛の告白とか、そういう事でも同じ事が言えるかなぁ。世界が変わるんだよなぁ。
そこでインターネットを使おうとしたけれど、それはちょっと卑怯だよなぁ。でもって、月子の言うように、それほどの効力を持たない。
「お前何者だよ」。姿を表しているのに、底が見えない月子は怖い。影のあるような表情が怖い。

葛藤の末に。
「Q10は物だよ」。この発言が分かれ目になったかな。Q10を「欲しい」という想いは同じであるけれど、Q10自体をどう思っているか。
人の命を目の前にしてもぶれなくなった平太の言葉。こちらも覚悟をした、決定打となった。
結果、平太を落としてしまった(と勘違いした)中尾は、力を使う事の恐ろしさを感じた。
平太を突き落としたという消えない罪が重くのしかかる。世界が一気に暗くなる。欲しがりすぎたが為に。
と、一度落ちたと思って、過ちを犯したと思ったら、大丈夫だった。というこの話、野ブタそのまんまだったなぁ。
他でもない、渦中のQ10が平太を救ってくれた。受け止めるQ10がかっこいい。
冗談を言うQ10。少し違和感はあるが、笑顔も覚えた。この進化は平太との生活の証。

元の自分。
と、同時にチロちゃんが校長の下に帰ってくる。
元の自分に戻った。冷静になる事ができた。本当の自分を出せた。

偶然。
平太と中尾の語り。結構時間を使って、じっくりと静かなシーンで凄く印象深く、良いシーンになった。
平太が先にQ10に出会ったのも、たまたま。平太が心臓に病気をかかえているのも、たまたま。
今ある偶然。良い事も悪い事も全て、自分の歩いてきた偶然。
自分の黒い感情を、「小さく折り畳む」という表現にこれまたやられた。
世の中は不公平だ。偶然だ。だから、自分と同じ人は居る。自分だけじゃない。
広がる恨みつらみを抑えた平太の言葉は、どこか辛辣でもあるけど、優しいような気がした。

鼓動。
3−Bの鼓動。教室は空っぽじゃない。一人ひとりが確実に存在している。
だから、あなたはれっきとした「高校教師」だ。
山本の鼓動。少しテンポの早い音。これからも、ロックで、自分の声を伝えていく。
平太の鼓動。しっかりと、律儀に動いている。暗がりで心臓の音がしているのが少し恐かったがw、家族でしんみりとして、良いシーンだった。
何かを抑えながら、それでもしっかりと、鉄塔のように立っている。
俺達は、ここにいる。
毎回、〆で「どへぇぇぇぇ」って言ってる気がする。たまらん。


何かいつもより書けてない気が。という呟きももう良いか…。

「Q10」 #04 感想。

  • 2010.11.13 Saturday
  • 00:33
茶色い戦争ありました。
「次」という砲撃を食らう学生達…。
皆スーツを着ている、という事は就職活動かなにかをイメージしているのかな。確かに、就職は次のステージ。
その中でもたった一人、Q10だけは高校の制服のままで突き進む。
Q10がロボットだってバレることも、いずれ訪れる出来事なわけで。ただ、夢にまで見る平太が笑える。
「幾時代かがありました 〜」は中原中也の「サーカス」という詩。教科書にも載ってた筈。
僕も授業でやった筈なんだが…恥ずかしながらよく覚えてない…。
ブランコ乗りが、芸を披露している時は盛り上がっていても、ショーが終わって客が帰れば、また元の暗いサーカス小屋になる。それをわかっていながら、何度もショーを続ける。
そんな詩だったっけか。「ゆあーんゆあーんゆやゆよん」は印象に残ってる。
今回の物語と、勿論マッチしていました。
どんなに好きだと思っても、いつか終わりが来る。期間はわからないけれど、それはたった一時。
自分の中で長かったとしても、宇宙全体で考えたらほんのちっぽけな一時なのかもしれない。
でも、好きだから。好きだから一時でも、少しでも長く留めておきたい。
「サーカス」はどちらかというと暗いイメージだけど、このお話はポジティブに捉えてた…かな。

落語。
今回のQ10は落語口調。思いっきり影響されて異様な言葉遣いに。
因みに「若旦那」とは、Q10は「唐茄子屋政談」という演目を聴いていたそうで、その中で登場する「若旦那」は情けない人だったそうで。
だから、Q10は「どうでもいい」と物事を投げ捨てる平太を「若旦那」と呼ぶ。
それじゃダメじゃないかと、Q10は泣いてみせる。
泣かれると、やっぱり人は動揺するよね。その涙を止めないといけないって思う。
涙を止めないとっていうのはやっぱり愛情みたいなもの絡んでて。涙を止める為に必死になれれば、それは、愛獣になれたという事か。
でもって、恋人関係に置いて涙を流すような事って絶対あるんだろうね。ひとつの壁として待ち構えている事で。
それを越える事が出来たら、次へ行けるんだね。
まあ、そういう経験、ないですけどねー。

愛獣。
どっからどう見てもいかがわしいお店にしか見えない。(実際はバーみたいなものだったが。)
ただ、そこで大人(平太の親父)と少年(影山と平太)での反応が面白い。
影山は「愛獣」と聞いてなりふり構わず河合にアタックしようと試みる。恋人として、次のステージへ進む為に。
ただ、それが当たったわけでもなく別な形で二人は進歩する事になった。
他でもない河合の為に努力する決意をした影山は本当に健気で、積極的で、良かった。
対して親父は、家族の家計を助ける為に必死に働く。
他でもない、家族の為に。昔から妻をつなぎとめる為に頑張ってきたっていうエピソードが良かった。
お母さんが情緒不安定な所があるのはちょっと意外。でもそういう壁を越えて、結婚して家族が出来て。っていう今があるんだなぁ。
影山と河合はこれからこうなれるのかなぁ。
この少年と大人の対比は良かった。抱きしめる「今」はそれぞれにあって。
親父は結婚という一つの節目を迎えているわけだけど、それでもやっぱり未だ努力は止まる事がないのだなぁ。
終わりを迎えたくないから。健気な努力はどこまでも続くのかもしれない。
永遠が無いからこういう努力をするわけだけど、逆にいえば愛が終わるまで永遠にこの努力は続くというか…、うーん、まとまらない。
でもって、細かい所だけど写真を「どうにもならない」から「どうでもいいよ」という親父のセリフが良かった。
この世の中は「どうにもならない」事と、「どうでもいい」事でできてるんでしたね。
写真を「どうにもならない」と切り捨てつつ、「どうにかなる」家族のためには奔走する親父。カッコイイ。

ナース。
どこか隠している、黒いような、吐き出したい物がある。という点が合致して急に近づきだした山本と久保。
「一日で人生決めろなんておかしい」という台詞は野ブタの修二の台詞そのまま。
ただ、居残りさせられるのって、明日やれば良い、次がある。って先延ばしにしてきた結果でもあるんだよなぁ。
何も決められなくて、嘘も書けなくて。っていうのは凄く共感した。僕も適当な事を言い続けてきた結果、困ってる。
でも病院には、患者さんの為に奔走する人達が居て。自分の為に動いてくれる人達がいる。
だから「どうせ…」なんて。とうわけだけど、吐き出したい時は吐き出すべきなんだろうなぁ。本当に思ってくれてる人だったら、そういう言葉も受け止めてくれる筈。
ただ、そういう葛藤は最初から描かれていた事だし、何より自分がどうしたいか、どう思うかって所が重要なんだろうな。
それにしても久保は積極的だなぁ。Q10に連絡先教えたり。

藤岡家。
校長先生の昔話。ここすっごい、良いシーンだったと思う。
いつも通り、ネガティブな側面を昔の話という形で描きつつ、ネガティブな雰囲気の藤岡の「今」にアドバイスする。
あれ以来アンパンが食べられなくなった。っていうのが何だか、悲しさがよく伝わってくる起点になってた。
でもって、愛とアンパンを秤にかけた。というのが興味深い。
明日を生きる為の食料か、感情か。校長も校長なりに、自分の欲しい方へ動いただけだったんだよなぁ。
繋ぎ止める事に成功してきた親父と、今繋ぎ止めようとして、どちらかというと良い感じの影山。
それに対して、こちらは後悔をしてきた校長先生と、暗くなっている藤岡。
中身は違えど、好きというか、愛だよなぁ。皆、本当は何が好きかわかっているんだ。自分がどう出来るかなんだ。
お金もなくて、小さい弟にまで頑張らせてしまう藤岡家。でもまだ、まだ大丈夫だ。と、励ましてくれる校長先生がマジで良い人。わざわざ出向くんだもんなぁ。
Q10が弟君を寝かしつけていたのが何だか良かった。まだ子供なんだから、寝てて良いんだよ。
ツナカレー美味そう。

人はなりたいものになる。
中尾の放った言葉。Q10の正体に気づきつつ、それに感化されて自分の道を見つける。
何となくではない、自分で決めた道に。
さらにそんな中尾に影響されたのが小川先生で。この先生受け売り多いけど、その素直さが良いのかもしれない。
というか、今回は先生の人脈の広さにビックリだ。

誰でも良い?
柳先生に押されて電波塔にされる小川先生。
誘い文句が勘違いを誘ったけど、「愛獣」の勘違いといい、そういう勘違いという点でも共通してる事があったなぁ。
小川先生は最初は嫌々だったけど、いつの間にか日課のようになってて。
お嫁に行く時に持っていく。とまで言われたからもっとこの時は続くのかと思いきや、すぐに終わった。
実際、電波の為だけなら何でも良かったのだろうけど、小川先生が木になって、話す相手が居なくなる。という形で小川先生じゃないと出来なかった事。っていうのが明確になったんだよなぁ。
こういう所はわかりやすいよね。何より一人暮らしなんだから。
木でどうにかなる事と、どうにもならない事。

月子。
出てきて早々、物凄い台詞を一気に吐き出し始めた彼女。
第一話では「俺たちの街」だったのが、「宇宙」と、とんでもないスケールの話。
ただ、宇宙は暗い。その「暗さ」が、中也の「サーカス」と直接かかってる気がした。まっくらくら。
そんな暗闇の中で出会えるのは、奇跡のようなものだ。
永遠なんてない、他人の事もズバズバ言葉で切り捨てる月子は、いわば「ダーク平太」かな。
平太も「好きなものがない」とか「どうでもいい」とか思っていたわけで。その点だけを突き詰めたのが、月子なのかもしれない。

抱き締める。
いつか何もかも終わる。そんな話を聞かされて平太は急に怖くなって…。
と、また全力疾走。そんな心臓で大丈夫か?
Q10を前にして落ち着いて、ようやく、気づく平太。いつか終わるから今やるのだと。
今光り輝いていても、その内またまっくらくらになる。そうだとわかっていても、灯りの中で飛び続ける。
光り輝く時は今しかないから。だから、今を「抱き締める」のだと。
この、「抱き締める」の使い方に心底やられた。
「抱き締める」なんて、ドラマじゃあ有りがちな行為なんだけど、これは、本当に色んな意味、今を少しでも多く感じる為に、とか、そういうものを含んだ凄まじく大事な行為になっていて。
「俺は今、宇宙の4%を抱きしめている」という台詞がこれまたカッコいいし詩的で綺麗な台詞で。
それでまたモノローグ→エンディングイントロでトドメを刺された。ぐはぁ。

また何だか掴めてないような感想文ですが。大好きです。

「Q10」 #03 感想。

  • 2010.11.05 Friday
  • 23:05
厭な思い出。
文化祭での出来事。だから文化祭に対して負い目のようなものを感じる。
この感覚は結構わかる。嫌な事があったら、その原因になったものとか、状況とか、その時にあった物とかに嫌な思いを込めてしまって一生それを見る度に思い出す事になる。いわば、媒体となる。
今回の思いを込めた物は「文化祭」や「顔(?)」、「部活」。か。
ただまあ、「嫌」という気持ちは自分が生むものであって。なくす事はできないけれど、かといってそれを理由に自分を潰して良いわけではないと。
でもって、「過去」について、やっぱり結果を一つでなく、幾つも出しているのが良かった。
今回のキーワードは「思い込み」や「勘違い」…いや、「自信」だろうか。

裸。
使用中の男子更衣室に入るのは恥ずかしい。そりゃ当たり前だし、普通は入らないものだw
でもQ10はロボットなので…。恥ずかしいなんて思うこともなくズカズカと入り込んでいく。余計な事を考えない、とも言えるか…?
平太の傷を「マーク」と表現するのはQ10独特だと思った。他と同じだけど、決定的に違う。
まあ、体つき的な意味でも「同じだけど違う」んだけど。毎度ながら中尾のリアクションが面白い。
平太は傷を晒すのが嫌なんだけど、踊りの真っ最中の時も思ったんだけど周りはあんまり気にして無いように見えた。(影山のせいもあるけど)
でもって、中尾の「かっこいいのに…」というセリフ。ちょっと笑ってしまったけど、他人としては実は本人が思っているほどでもないかもしれないんだよねぇ。
だったら、同じ身になってみようという中尾の行動がこれまた健気な感じで良かった。やっぱ優しいわコイツ。
ただやっぱりそこでまた、平太の人の良さが際立つ。思えば平太って心臓弱い筈なのに結構走るし驚きまくりで面白い。というか、健のリアクション芸は中々良いなぁ。電王ではなよっとしたキャラだった事もあってか、ここまで飛び跳ねてなかったから。
裸。ってつまり、ありのままの姿というわけで。普段着飾ってる姿とはまた違ったものが見えてくるのかもしれない。
でもこんな合格祈願のイベントは嫌だw 僕も自分の体つきにはコンプレックスが…(?

ミスコン。
今回出張ったのは河合さん。ミスコンを半ば押し付けられるような形で出場する事に。
こーいう、何となくで押し付けられる流れ、嫌だなぁ。まあ、河合もそんなに強く言える人でもないし、代案もないから言われちゃあ仕方ないんだけどね。でもああいう平気で人に物押し付けられるのって嫌だわー。
ただ、山本の言う通り、河合さんは別にブスじゃない。
ブスじゃないけれど、そういう流れが作られている。というか、それが事実かどうかなんてあんまり重要じゃなくて、河合がどう思えるか。
「ブスだと『わかっている』」と言うより、「ブスだと『思い込んでいる』」と言った方があっているかもしれない。
その思いの原動力になっているのは周りの目なわけだけど、まだそういう流れというか、印象でしかない。
「自分は可愛い」と思い込めってわけじゃない。「自分はブス」だと思い込んではいけないんだと。
幾らその他大勢に混ざれと言っても、そんなネガティブな事受け入れてたんじゃあダメなんだ。
自分のファッションを惜しげなく披露する山本が応援してくれたのが良かった。少なからず、河合は山本のああいう所に感化されたんじゃないかな。
あの山本と河合っていうのがまたちょっと意外性があって面白かった。二人の性格を考えれば自然な流れなんだけどね。

終わるのが怖い。
あれは、同級生にからかわれるのを恐れて思わず振り払ってしまったのかな。
まあ、酷いと言われても仕方がない。でも平太も、嫌いになったわけじゃない、本当に思わず、だったんだろうな。
この件を通して平太が何かを好きになることに抵抗というか、どこか冷めたようなものを持っている理由がわかった。
始まれば、終わりがある。その終わりが怖いから始めたくないのだと。
でも今回、自ら「終わり」に進んだ。捨てる事ができた。実は、もう一度付き合うという選択肢もあった。
でも、それが「取り戻す」事になるのだろうか。取り戻した「気」になるだけなんじゃないか。
ズルズルと、お互い同じ嫌な思い出を心に秘め続けていて、終わっていなかったこの関係。
平太がそんな決断に辿りつけたのは、少なからずQ10の影響もあったように思える。
不安だけを思う事無く、ロボットであるが故に進み続ける、Q10の影響が。
平太の腕を振り切って、「これでお相子だね」というシーンが良かった。

お金を捨てる。
お賽銭をこんな言葉で表現してきたのが意外だった。
でもお賽銭って、自分の財産を削ってお祈りをして、安心した気になる。つまりは、一種の思い込みというか暗示を自分にかけるわけだよね。ちょっと言い方悪いけど。
今回もう一つお金を捨てる。という表現がされたのが募金。
募金も、見ず知らずの人の為に、自分の財産を削るわけだけど、良い事をした気分になる。という側面もある。
ただ、それらは悪い事じゃない。いずれにしても、誰かの為にしている事なのだから。
ささやかでも、出来る事なのだ。
今回はQ10が多いに身を削って、募金をしてみせた。誰かの為にお金を投げ出してみないかと、問いかけた。
いかにもなおっちゃんが千円札の束を投じたのは笑った。それから、平太は躊躇なかったなぁ。
結果、額はそんなに行かなかったわけだけど、平太の言う通り気持ちがこもっている。
でもって、「捨てる」というワードもやっぱり、今回全て通したワードな気がする。
恥を捨てたり、金を捨てたり、躊躇を捨てたり、栄光を捨てたり。
残すのは、自信か。

詰め込みすぎ感。
西先輩について、「ヤバイ仕事」がどんなものなのか一切説明がなかったし、藤岡との関係もイマイチ掴めなかったりと、ちょっと幾ら何でも具体的じゃなさすぎな気がした。
具体的に提示する事が大切ってわけでもないけれど、ここまで何もないとイメージしにくいというか何と言うか。
勿論、西先輩が学校に帰る事で、昔の栄光を思い出して、今の自分を見つめ直す事が出来て、結果藤岡も傷付いたけれど、助かって、気持ちのこもった募金は無駄にならなかったというのがわかるのだが。
このエピソードだけじゃなく、Q10の出番が少なめだったりと、ちょっと全体的に詰めすぎた感じがある。
監督のせいかとも思ったが、今回の監督(演出)は待望していたハズの佐久間さん。
木皿さんが書きすぎたせいもあるのかなぁと思った。

天下取り踊り。
裸で「河合は綺麗だー」と叫ぶ影山が素敵。
当てる事を考えず、ただ自分の言葉を叫ぶ。自信を持って。裸のままで。
うーん、青春。って感じのシーンでもある。河合もこれに影響されて、自信を取り戻す事が出来た。

「風」。
これまた、凄く「らしい」演出。
ここまで本編に合ってる歌詞を持ってくるってのがニクいなぁ。
「何かを求めて振り返っても、そこにはただ風が吹いているだけ」。
そんな歌詞に乗せて、振り返る平太や藤岡、西先輩。凄く、良いシーンだった。
河合の歌声はそこまで上手くはないけれど、それが逆に良かった。それから山本さんかっけー。

「だぁいじょおぶですかぁ?」
Q10に落雷が直撃したと勘違いして泣き叫ぶ平太。面白かった。健上手い。
良かれと思ってあげたお守りが実はヤバイ代物で。そんなお守りを引き離すという構図が興味深い。
お守りの効力がQ10に効かなかったのは、今はQ10は人間に近い存在だからかなぁ。
Q10のイントネーションのおかしさも、いわばQ10の勘違いでもあるわけで。

号泣する夢。
徐々に人間に近づく今。人は嫌な風も、良い風も感じて進んでいくもの。
人にあるのは「今」だけなのだから、終わる事を恐るんじゃなくて、最初から正解だけを求めるなんて事も出来ないのだから、稚拙でも自信を持っていくしかないのだろうなぁ。
人間に近づきつつある。それだけで良いじゃないか。優しい。
こいうモノローグからエンディングのイントロが流れてくるっていう演出は大好きなので僕も号泣しそうになりました。


何かいつもまとまってないけど、更にまとまってない見切り発車気味だけどごめんなさい。
やっぱり一度に書き切った方が良いなってそりゃそうだよね。ぱふ!!(迫真

「Q10」 #02 感想。

  • 2010.10.25 Monday
  • 23:42
ツイッターでのフォロワー間での評判が散々だが大丈夫か?
大丈夫だ、そもそも見てる人自体少ない。
神は言っている……取っ付きにくいドラマなのはわかっていると…


わたしの好きなもの。
今回は「恋」と言うより、とにかくそれぞれ「好き」なものを描いていた。
でも、同時にそれを主張するのに抵抗がある。好きなんだけど、周りはあまりわかってくれなさそうな。そんな側面を描かれていた。
好きだけれど大きく主張するのが怖いというのは、結構共感する所が多かったし、アニメオタクという形で殆どそのままに描かれてた気がする…。
まあ、僕はあくまでアニメオタクではないけど。特撮好きということで。実際、特撮も同じサブカルとしてあんまり理解されない傾向がある。
でも自分が好きならそれで良い。好きになる事自体は自由だから。
とはいっても、すんなりと綺麗なシナリオだけではなく。自分が好きだ好きだと主張しても合わないこともある。そこは現実。
二つ以上のエピソードを描いて、少し嫌な気持ちの残る結末と、心暖まる結末と、答えを一本に絞らないのが良いなぁ。

人魚姫。
こーいうねー、惚れた男の為に自分の趣味を捨ててそいつの理想に合わせる事でそいつとの仲が保たれるんだけど、
結局自分が相手に合わせている時点でそれは本当に互いに好きになっていないんじゃないか?相手は自分の何を好きだというんだ?自分を潰してまで付き合うべきなのか?それで良いのか?
そんな葛藤を「人魚姫」に例えるというこの綺麗さ。素敵過ぎる。
ピックを鱗だなんてその発想が素敵だよなぁ。しかもそのたった一つのアイテムで人魚姫と山本を完全にリンクさせた。
人魚姫は王子様に近づきたくて人間になった。だけどその代償として声を失った。
山本は惚れた男に近づきたくてロックな自分を捨てた。ピックを落とした。それには勇気も必要だったろう。
そして人魚姫と同じく、報われない結末になった。
好きなモノを好きだと主張させてくれない。そんな世界が、本当に自分がいきたい世界なのか?
Q10の問いかけが物哀しいけれど手を差し伸べるような優しさも感じた。
他のファンにボコられたり、海に飛び込んだりとやっぱりちょっとの取っ付きにくさを感じる展開だけど、描写として面白いから好きだ。
「来れないよね?生きてる世界が違うんだから!」
少々山本にはキツい話だったが、自分が何を好きなのかに気づけて寧ろ良かったと思う。手を差し伸べてくれる人(ロボット)もいたし。
それから、どう見てもブスじゃないよね彼女…。
「コーサンデス」は何だかロボットらしくて良かった。まあ、アレが普通の反応だよね…。そう考えるとクラスの皆って優しい。
「何故嘘を書くのですか」という問。思いついた答えは、「好きでも、報われない時もあるんだよ。って教える為だよ」
今回、Q10はそれを見せつけられたけれど、山本を人魚姫と重ねていた事で彼女に優しく接する事ができた。
「ココハ、イキテイケルバショデスカ」というのは「人魚姫」という物語に対するQ10の感想だったのかもなぁ。
平太の「しぃらなぁーい!」は思い切り吹き出した。なんだそりゃ。

夜の散歩。
レイ・ブラッドベリの作品は読んだことはないけれど。
何をするのでもなく、夜に散歩をするだけなんて、綺麗で素敵やん。と真面目に思う。
一つの思い出があれば、それが生きていける力になれる。
自分をこの世に留めるもの。何だか凄く共感した。結局は身近で、素朴なものに思いを馳せる。
そうでもしないとやっていけない。「夜の散歩」って、素朴だとか、そういう事を象徴している気がした。

「ぱふ」
……「了解」の意だというのはわかったけれど、何故。何故「ぱふ」?
考えたけどやっぱりわからない。これといって意味は込められてないという結論に至る。
とてもキャッチーで良いフレーズだと思う。ぱふ。
正直Q10が可愛いので積極的に使っていきたい。ぱふ。

アイドル。
髪をワックスでバリバリに上げたその姿。特撮ファンなら皆思ったろうな。「モモタロス憑いてるぞ」
こちらも無理矢理強制されているけれど、好意的なものがあるからいろいろ違う。
とはいっても、その頼みを受け入れる平太は大人というか、健気というか。
こうして「一生の思い出」になれるのは、本人としても嬉しいというか、自分がその対象となることでわかる事があるのだろうな。
家族も河合も心の底から喜んでるみたいだったし。
自分の好きなものはないけれど、他人だけでも…と、そこまで大袈裟に描かれていない事だけど、そう考えていくと平太は火野映司にも似た一面を持っているような気がしてきた。

影山。
河合の「好きなもの」を知って、なりゆきで急接近したわけだが。
影山自身はほかでもない、河合の事が好きだから、受け入れようと努力する。
その姿は本当に健気で良いなぁ〜と思った。それから好きな話題になった途端に流暢にしゃべりだす河合の姿が中々リアルだった…。
ただ、ちょっとこの二人の行く末が不安なような気がする…。
自分を相手に合わせ初めているだけだけど、そこがどうなるかなぁ。
ひとまずこの段階では受け入れてくれるケースの一つとして描かれているわけだけど。
優しいよねぇ。こうやって幾つかの結果を提示していくのが面白い。

二次元への。
細田の演技力はやっぱり素晴らしい。ライフやジョーカーで注目してはいたけどやっぱり良い俳優だわ彼。
Q10自身でなくてキャラクターに恋をしている事を自覚している辺り、普通に、イイ奴。なんだろうな。
今回、平太の心に大きい影響を与える中々に重要な位置となったわけだけど。
好きなものを好きだと言えない自分と、例え引かれても好きだから仕方が無いんだと正直に、胸を張って言える中尾。それを対比してデートをセッティングするという流れが良い。
そしてその内容も、何もこれといった事はない、素朴な、まさに「夜の散歩」。
素敵だ。

雨。
好きだと言えない、というより、好きだと言えるものがない、のかな平太は。
中尾は自分より偉いと思った。と語るが、羨ましい。そんな気持ちも篭っていたのかもなぁ。
皆身近に好きだと言えるものがあって、それこそが明日を生きる支えになって。
中尾や影山の健気な姿を見て、それに影響されてQ10への恋心を認める。
無駄がないなぁ。Q10を濡らさないよう、ビニール袋をかぶせるその姿はまさに、「健気」。
思えば皆、「健気」なんだなぁ。好きだから。好きだからこそこんなに出来る。
ここまで、ここまで「恋」を回りくどく且つ綺麗に純粋に描くなんて。

好きなもの。
「人間、何を好きになったって良いんだよ!」
ストレートな言葉。でもこの言葉は平太にとってのダメ押しのようなものになった。
ところで鉄塔って良いよねぇ。素敵な趣味だよねぇ。
結構写真も綺麗に撮れてるし、硬派で良い趣味だと思うんだがなぁ…。

一生の思い出。
この世に引き留めるもの。それはささやかな物。ささやかな思い出。
あの時は楽しかったのよーん。って言えればそれで良いんだろう。今好きかどうかじゃなくて。
昔思いを馳せたものと今思いを馳せるもの。

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