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A Ghost Story

author : 302号室 | 2018.11.23 Friday


シーツを被っただけのゴーストというビジュアルや良い意味で眠そうな予告編に惹かれて鑑賞。
ゴーストって言ってるけどホラーではないよ!
冗長とも言えそうな長回しの演出等々は思ってた通りのもので楽しめたのだけど、ストーリーに関して、あらすじから死してなお恋人を見守る幽霊の切ない愛の話…みたいなものだと思っていたらすんなりと予測していない方向へ進んで行き…。

展開は彷彿とさせる、ある特定の映画が一つあって、そういう意味では近い感動を覚えるのだけど本作には語らないメッセージや感じ方を委ねる作りとともに、そのスケールの狭さ(小さくはない)に魅力があると思う。
場面は変わっても場所は変わらない、ずっと"そこ"に在り続ける事へ覚える切なさや愛おしさや息苦しさ。
主人公はゴーストではあるけど、その視点を通して生きている事への眼差しを共に感じるような作りなので、そのスケールの狭さによって、自分の身近な物へ重ねて見る、感情移入もとてもし易くなっていると思う。
セリフも少なく静かで、重ねて言うけど定点長回しも多い演出なので退屈に感じる人もいるだろうし合わない人にはとことん合わないだろうなとは思う。オサレ演出とかそういう揶揄もされそう。でもそういう回りくどいような演出が結構好物なので。

しっとりとふわっとした顛末も好きで、その上でゴーストがとても可愛らしくて。悲しんでる恋人を眼の前にしながらも何も出来ないからただ立ち尽くしている画とか、ある目的で柱を手でコリコリし続ける様とかとってもキュートで切ないんですよ。
ケイシー・アフレックはきっちりシーツ被って無言の演技をしていたそうですが、表情があるように見える部分もあり、単純に長回しのシーンはそれはそれで撮影大変だよなこれ、って思う部分もあったり。(序盤に関してはルーニー・マーラの方がこれスゴイなと思ったけど)

視聴者側が頭を巡らす部分の多くて哲学的で、万人受けはしないかもしれないけど私はだいぶ好きになってしまいました。
サントラも印象に残ったのを何曲かダウンロードするつもりが気づいたら一枚丸々買ってました。
もう一回みたいな〜。
具体的な内容に触れる部分は以降より。
ちょっと内容うろ覚えかも。


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| movie | 23:14 | comments(0) | trackbacks(0)

2017映画ベスト

author : 302号室 | 2017.12.31 Sunday
足繁く映画観に通うようになってから2年目の自称映画好きですが今年映画観で見たのは48本らしいです(coco記録より)
ここに去年度公開扱いとか書き忘れ含めてもまあ50丁度くらいでしょう。
流石の「非オタクからするとそこそこの数字だけどオタクからするとなんでもない数字」です。私はなんでもそうなんですヌルいオタクなんです。
でも仕事とか身体状況精神状況考えると多分これが限界です。

とりあえずランキングは

01:キングコング 髑髏島の巨神
02:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス
03:お嬢さん
04:ハイドリヒを撃て 〜ナチの野獣暗殺作戦〜
05:ジャスティスリーグ
06:ダンケルク
07:愚行録
08:KUBO 〜二本の弦の秘密〜
09:ローガン
10:ハクソーリッジ
(掘り出し物賞:ハードコア)

です。
今回10本はこのあたりだろうなってのはおおよそ決まったけど、ぶっちゃけ「これが1位だッ」ていうのはなかったです。良い意味でも悪い意味でも。
なんでかキングコングが1位になりましたし納得はある程度してるけど5位から上のどれが1位になってもいいですマジで。
まあ個人でランキングなんてものはすべからく気分で変わるものなんだろうけど、去年のシンゴジラ1位は確固たる意思があったなあと。
見たかったけど見てない作品もかなりの数あるんでその辺の状況でも変わってくるんだろうけど。
ここまで書いて思い出したけどツイッター上で上半期1位には「ヒトラーの忘れ物」挙げてるんですよね私。でもこの映画去年度作品扱いでしたので除外しましたが。
というわけで「私が今年観た」1位作品は「ヒトラーの忘れ物」でお願いします(ぞんざい)


一口感想的なのはcoco.toと続きで。

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| 雑記 | 21:35 | comments(0) | trackbacks(0)

好きなアーティストは氷室京介、ブンブンサテライツ、イエローカードです。

author : 302号室 | 2016.07.27 Wednesday
去年のリベンジ宣言を経て一年越しのヒムロスを迎え、
聴きたいけど、共に流れてくるであろう情報に怯えつつも手にとったブンブンサテライツ"最後の作品”。
その直後に流れ込んできたYellowcardの解散宣言。
キャリアも世代も割りとバラバラだと思うんだけどなんとまあ奇妙な一致をしやがって。
一致といっても私がたまたまこの三組に入れ込んでいただけの話なんだけど。きっともっと手広く聴いてる人はもっと多くの経験をしているだろうし。
三組とも私の"思春期”(この言葉響きが気持ち悪くてあんまり好きじゃない)から今に至るまで特に好きな三組だった。
でもまあこれからもずっと聴き続けるんだろうな。これから出会うものもあるだろうけど、聴いてる歌手として真っ先に浮かぶ名前としてはずっと、優先順位が高いと思う。ずっと最初に上がるかもしれない。




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| 雑記 | 18:27 | comments(0) | trackbacks(0)

進撃の巨人 -ATTACK ON TITAN-(実写版)

author : 302号室 | 2015.08.03 Monday
原作は全く読んだこともないのですが、樋口監督だし現状の最先端日本特撮映画ーみたいな触れ込みもあるということで見てきました。
とはいえ樋口さんも特撮監督としてはともかく、一本の映画を作り上げる例としては面白くないものもあるので期待不安半々な感じ。原作を読んでないという立場は存分に活かして鑑賞しようと思った次第ですが。
結論から言って、見に行って大正解だった。

日本映画においてはハリウッド映画のような超高精細なCG、VFXを作り出す事は難しくて多分みなさんこの辺は共通認識でしょう。この映画においてどうやって巨人や蹂躙される街を表現したかというと、巨人はメイクやらなんやらした人間自身が演じるという形をとりました。これが私の中では、かつて着ぐるみという技術がストップモーションだとか高額な技術の代わりとして登場しながらそれまでの表現力をはるかに凌駕し観客を驚かせたっていう流れを彷彿とさせるものであったと感じた。(この辺クソにわか知識で書いてるのでちょっとご容赦下さい)
まあ、どっちのが上とかそんな話じゃあないんだけど。ただ少なくともフルCGで創りだされるものとは明らかに違った(そして良さ、個性を持った)表現がアナログとも言えるやり方を介する事でもたらされていた。
もちろんメイクとかだけでなくて、スローモーションとか合成といった編集技術の賜物でもあるのだけど、あの生々しさと違和感により生じるものはきっとこの手法でしか生み出せなかったのだなと思う。
どっからどこまでCGや合成で、どっからどこまで実写実景実物なのか、わからない感じとても素晴らしい。
ただ立体機動の描写、これに関してはう〜〜〜んと首を傾げる。もっと何かなかったかな。
やはり怪獣映画は作れてもスパイダーマン的なものは作れないか。ここだけ途端に見所がない。
巨人の合間をすり抜け切り刻んでいく臨場感そのものはとても素晴らしかったのだけれど。

シナリオに関しては割りとジェットコースター気味。良く言ってB級ホラー映画的なテンションも孕んでいる。
キャラクターもメイン含めて舞台装置的な役割が多く、この辺が原作に思い入れがある人は受け入れがたい点なのだろうなと思いつつ、ある種「怒りのデス・ロード」にも似た非常に高いテンションを維持し続ける感じはとても好印象だった。
やはりこの辺は実写映画化にあたって原作から取捨選択した部分なのだろうな。だから受け入れられなくても仕方ない。私も原作読んでたらどういう印象を持ってたかはわからない。
ただ一点それはあまりにB級パニックのセオリーすぎるくだりがあったのはちと興醒めに感じて、そこだけ心残り。
でもダラダラと無駄に長くなりがちな邦画の中で、上映時間98分と、100分以内に収めたのはかなり好印象。るろ剣とか眠かったもんなぁ。好きだけど。

終盤の展開はもう素直に本当にテンション上がった。もう心のなかで「やったーーー!!!!」って叫んでた。
一つの展開としても強いカタルシスを感じられてもう本当に素晴らしかったと思う。

原作読んだことないのであんまり強くは言えないんだけど、以上の点からきっと上手いこと差別化は図られているのだと思う。実写で描かれる地獄絵図は漫画ともアニメとも違う印象を与えているんじゃないかなと思う。
それでファンの心が納得するかといえばそうでもないのだろうけど、この方向性は少なくとも原作者と話し合った結果というのも隙がない話。パンフレットを読んでくれ。
原作に愛がないかと言えば、対談を読んだ限りはそうとも思えず。映画化にあたって監督の色が出るなんて当たり前な訳で。
例えば「ダークナイト」だってあれだけ高評価されてるけど、原作と掛け合わせて見た時にこのただのニューヨークマンハッタンのどこがゴッサムシティなんだ、とか、面白いと思うけど私はもっとコミック的なバットマンが見たい、とか、そういう意見はあるわけで。
今回の映画も相違点は多くあれど根っこは同じこと。その題材を持って何を描くかは委ねられていて、そしてそれがどれほどのクオリティを持ってくれるかはわからないけど、ここまで突き抜ける事が出来た進撃の巨人は、ノーランによってバットマンの物語を通じてリアルさを持った大作映画、社会性を持ったヒーロー映画として突き抜けた「ダークナイト」のように、一つ突き抜けて成功しているんだと思う。
原作読んでないから、分かりかねる部分は勿論あるけど、踏み台にされたーとかそういう表現はやはり違うと感じる。
納得いかねーって気持ちもきっとわかるんだけど。私も基本的にはいわゆる原作厨なので。

点数をつけるとしたら60点止まりなんだけど中々どうして人に見せたくなるパワーを持ってる、良い映画だったと思う。でも結構グロくてPG12って嘘だろどう見てもR指定だろ。苦手な人は検討と覚悟を。子供には見せない方がいいかもしれないけど、幼い内にトラウマを作っておく事に私は否定的ではない。因みに内臓は出ない。
良くも悪くも話題沸騰中だし、原作好きだとか、やれ特撮だなんだ言われてるとか、気になる要素があるなら見に行ってほしい。評価するのはそれからね。







ここから具体的な内容に触れます。
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| movie | 00:41 | comments(0) | trackbacks(0)

SILENT HILL REVELATION 3D

author : 302号室 | 2013.07.15 Monday
ちょっとこれは纏めてアウトプットしておきたいと思ったので。
ボロクソにしてる上、「原作」「前作」という言葉が飛び交うので注意。




前作の公開から6年、一度の延期を経ての公開となった映画サイレントヒル第2弾。
監督の交代だとか、前作の締めはきっちりとしていてあそこから直接繋げるとなると、違和感だらけになるだろうなぁとか、3Dとか、いくつか不安に思う点は元々あって。
そんでもって海外レビューでも中々酷い点数ばかりで、それでも予告編は割りと悪くはなさそうだけどなぁと、不安のが大きいけど期待もしてるという微妙な状態で見に行きました。
結論としては、やはり前作は奇跡のような出来だったのだなぁ、という認識を強くすることとなりました。
ちなみに2D字幕で観ました。

前作の何が素晴らしかったのか、真っ先に述べるべき事は、原作の要点(サイレントヒルで言う所の独特の雰囲気、恐怖感、クリーチャーなどに持たされる意味、等。)を再現しつつも、ただ原作の再現に徹するのではなく映画として、時間的な事とか、表現の仕方だとか、「プレイするゲーム」ではなく「鑑賞する映画」として構築していくという、そこら辺のバランスがほぼ完璧であったという点。
その上で、おそらくホラー映画単品としてもビックリ演出はほぼ皆無でジワジワ来る恐ろしさがしっかり表現出来ていて、しかもホロリと物悲しさ、切なさという余韻を残す中々に良い映画だった。(そんなにたくさんホラー映画見てるわけでもないですが)
つまり正しく「映画サイレントヒル」だったんです。

それが今作では、ビックリに次ぐビックリの安い恐怖演出、原作の要素は大まかな流れとキャラクターの姿形だけ、
無理のある展開、安い恋愛要素と、愛すべきB級ホラー映画だったなと私は思いました。
B級ホラーはB級ホラーで好きだけど(アナコンダとか)、僕はB級ホラー観に行ったのではなく「サイレントヒル」を観に行ったので肩透かしをくらいました。
控えめに言って典型的な劣化した続編。かなぁ。

とまあさっきからずーっと「原作」「前作」って言葉を濫用してて原作厨ここに極まるとも言えるんですが、「原作」「前作」という言葉を取っ払って単品としてみると、少なくとも僕の中では本当にただの安い映画で特筆すべき点がないので、仕方ないと思って下さい。
クリーチャーの造形は悪くはないけど、オリジナルクリーチャーは前作程のセンスは感じないかなぁ。
裏世界や霧の表現も特に印象に残ってないけど、この辺は3Dで見てこそなのかもしれないのでなんとも言えない。
ただ、最後にちょっとだけ良いなあと思った所があるんだけど、それは後程で。


以降は具体的な内容に触れるので、続きを読むより。
といっても大した内容じゃない雑記になってます。
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| movie | 13:43 | comments(0) | trackbacks(0)
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